今日のごはん
2005/02/18よりブログ開始。ぽわんと毎日を送っている、ある人間の日記。時折、絵日記にもなります。
2009.01.18
昨年発見した。
梨って、おいしい。
果物の中でも梨はきらいな物の一つだった。
何よりあのザラザラの舌触り。
出された物は食べていたので、全くの食べず嫌いじゃない。
でかい芯近くまで食べるとすっぱいんだ。
外側から食べてきて、少しおいしいかなと見直したあとに
あの酸っぱさで口の中は帳消しだ。
何度も同様の経験をして、梨は買わなくなった。
娘から「梨食べないの、おいしいのに」と言われ
昨秋、一念発起した。
さて、どれを買うか。
安いのを買って虫食いだらけだった栗の例もある。
初めて買うんなら高いのにしよう、と
500円近くする袋に包まれた高級品を一つ買ってみた。
500円だぜ、これでまずかったらどうしてくれよう。
梨に怨みはないが、これまでの様々な舌の記憶が甦る。
紙袋を開けた。
なんだ、これは!
間違ったっけ?
袋にはたしかに梨と書いてあるが、リンゴのような香り。
それも上等のリンゴだ。
まるで花の香りのような、甘い香り。
ドキドキしながら、うす~く皮をむいた。
(なにせ、しつこいが500円)
ますます香りは強くなる。
そして、口にしたら。
強い香りが口に拡がり、リンゴとは比べ物にならない程の甘い汁が。
そして、真ん中まで食べてもちっともすっぱくない!
もう、種だけ出して全部食べましたともさ。
なんてこった、これまで損していたかもしれない。
梨って、こんなにおいしかったんだ。
とはいえ、少し値段の下がった物を買うと
あの強い香りはなかったので、どれもが素敵とは言えなかったが。
それで味をしめて、果物をいろいろ買ったっけ。
アケビ、紫色の美しいこと。
でも、種だらけでいまいち。
山形のサクランボ、一つ口に入れればにっこり。
ザクロ、食べる部分が少なすぎ。
果物として栽培の歴史が長いものは別だけど
ほぼ野生に近いアケビやザクロを食べた感想。
「きっと、昔の人たちは甘いものを食べる機会が少なかったから
山にある果物は貴重だったのよ。
その頃は、とてもおいしく感じたでしょうね」
干し柿を食べる子たちも減った。
完熟した苦瓜の甘さやササグリと言われる野生の小さい栗も
食べた人は少ないだろうな。
佐賀では「ひしやんよ~」と売り子が歩いていたヒシの実も
おいしかったんだよ。
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