しばらくぶりです

昨年末の１２月１０日、母が亡くなりました。

C型肝炎に感染してから、長い間に少しずつ肝臓の機能が低下していたとはいえ
数度の手術も行い、デイサービスに通っていた母は元気だと思い込んでいました。

様子がおかしいと言われて、弟が救急車を呼んで緊急入院。
それから、たった１週間でした。

ICUに入った時には、意識があったのですが
次の日に病室を移ってからは、ほぼ目を開けませんでした。
「何とか目を開けてほしい」と祈った弟の願いは届いたのか
二度だけ、目を開けたそうです。

母が亡くなって、実家の整理をしていたら
昔主宰していた、句会の同人誌が出てきました。
近所の友人たちが集まって作った、小さな句集。
平成８年から、１５年までの数年間。

形のあるものに思い出が宿ることはあっても
それが残す匂いは僅かです。
ですが、言葉を残してくれると
心をそのままのぞけるようです。

母は、というより私たち家族は、
互いにあまり多くを語ってきませんでした。
葬儀の時に、親戚から聞いた昔の母の言葉に驚いたり。

そんなこと考えていたんだね。

父を亡くしてから、数年母は心を病みました。
本当に、お互いのことが大好きだった。

言葉を残したい。
句集自体は、母の妹が手元に置きたいと欲しがっているので
原本を送ることになっていますが
サイトにコーナーを作ってみることにしました。

４日までの間にアップする予定です。