日焼け止め

こう毎日３５℃を越える日が続くと「猛暑日」とわざわざ言う意味が無い。
そのうち「夏日」や「真夏日」と同じように廃れてしまうんじゃなかろうか。
今朝も休みだというのに、暑くて６時前に起きてしまった。

通勤時間は１時間半とはいえ、ほとんどがバスの中。
日焼け対策を怠っていたが、今年は悲惨な状態になりそうなので薬局で品定めしてきた。
覚えている限り、夏を迎えるころには「日焼け止め」と「サンオイル」が薬局には並んでいたはずだ。
ところが、どこを見ても「絶対焼きたくない」「しっかり防ぐ」とかばかり。
「こんがり」や「小麦色」のポップが無い。

どういうことだろう。
「色白」の流行か、日に焼けて皮膚がんを心配するのか。
日焼け止めを買う人の大部分は若い女性のようなので
（もしかすると若い男性もつけてるかもしれんが）
流行なんだろうな。

確かに日焼けを放っておくと、長い時間のあとでシミを見ることになる。
私の場合、赤ん坊がさわる顔や手に日焼け止めをつける気にならず
見事に日焼けしたが、そのことで後悔はしていない。
嘗めても大丈夫な製品ができない限り、怖くてつけられない。

日に焼けた人が全て皮膚がんになるわけでもあるまい。
そんなこと言ったら、農家の人たちはどうなる。
父方の親戚はほぼ農家だが、皮膚がんになった人はいない。
それに「がん」は治らない病気ではない。

だいいち、人間の死亡率は過去からずっと100％だ。
「ある日突然ぽっくり」を喜ぶ人たちとは考えが違うが
どうせ死ぬのならば、わかって死にたい。
残される人たちにちゃんとお別れを言う時間が欲しい。
それだけ苦しむだろうが、最後の成長が待っている。
ただ痛みだけは無くして欲しい。
父親を見ていて、それだけが苦しかった。

日本も熱帯化の一途を辿るようだ。
こうなれば亜熱帯地方のやり方をまねて過ごすしかない。
そのうち、日本人の肌色はこんがり小麦色になるかもしれん。