気に入らない

先月、ある映画が上映されていたらしい。
「俺は、君のためにこそ 死ににゆく」
もう、タイトルからして気に入らなかった。
気に入らないんで、もちろん見てない。
以下、見てない映画をこきおろす。

「そんなもん、たのんでへんわっ！」（なんで変な関西弁？）
と言いたくなるではないか。
しかも、脚本・制作総指揮があの石原慎太郎とくれば。
（さあ、これで東京都がこのブログをつぶしにかかるか？）
こういうのに感化されやすそうな若者もいるしな、危険だ。

「結婚してくれないなら、このまま死んでやる！」
大昔、阿寒湖に突っ込みそうな車の中で言われた。
その話を勤務先の若いのにしたら、うっとりしてうらやましがってた。
だから、危ないってんだ。
もう一回言っていいですか？
「そんなもん、たのんでへんわっ！」

わたしのためって言うのなら、生きてください。
ともに生きていこうとする気持ちなら、ありがとうと言います。

そして、今そういう映画を作ることに何の意味があるのか。
「君」は天皇を意味する。
そうでなくても、前線に行く兵士は喜んで死ぬように。
「兵隊さんのために」とみんなが我慢するように。
つまり、誰も止めないように。
じわじわと人間を変えていくために
膨大な制作費をつぎ込んだわけだ。
都知事の給料って高いし、どうってことないよな。

若くして死んだ者たちの事を言うのなら
もう、二度とそういう者たちを出さないよう（自分の国だけじゃないぞ）
動けよ。
あんたがやってるのは、どうみてもそっちじゃない。