今日のごはん
2005/02/18よりブログ開始。ぽわんと毎日を送っている、ある人間の日記。時折、絵日記にもなります。
2006.08.10
昨日来たケーブルテレビの担当者に
雰囲気が似ていた人を思いだしたので。
…けれど、この話を前に此処で書いたかどうか
覚えていないんですよ。
内容を検索できるようにしておくべきだったな。
たぶん書いていないと思うけど自信ない。
(読んだことがあったら、ごめんなさい)
3年ほど前に勤務していた会社に警備員として
来ていた彼の噂が広まったのは、休憩室。
店内を巡回する役目ではなかったので
顔など知らなかったが、不思議な人だと。
なんでも、その人の未来を見てくれるという。
見てもらった人によると、もちろん対価は必要なく
何もしゃべらなくても、全て知っていたと。
若い彼女たちは、結婚相手や時期について
たわいなく聞いていたらしいが
その頃、元夫の仕事などで悩んでいた私は
紹介してもらおうと心に決めた。
彼の出勤日と私の調整がなかなかつかず
休み時間に会ったのは、2週間後ぐらいだったか。
顔も知らないので、同僚に連れていってもらった。
現れたのは、ごく普通の恰好をした若い男性。
ただ、目が違っていた。
(この時点まで、実はまだ半信半疑であった)
人を騙してやろうとか、後ろめたいことがあるとか
そんな顔ではないことはすぐにわかった。
この人は今まで、悪とか邪とかの心を
持った事がないかもしれないと思わせる目。
いや、あんな目は見たことがない。
真っ直ぐな目。
きっと誰でもその目の前では丸裸になる。
「○○さんですか?
どんなことを見て欲しいのですか?」
「家族の未来がどうなっているかを。
特に夫のことを」
「わかりました、明日結果はお渡ししますから」
同僚は、家庭のことについて何も知らない。
その時点でDVの被害者であることなど
私も自覚していない。
待ち合わせもしていなかったが
次の日、会った場所に行くと彼は帰宅していた。
そして2日後、突然の転勤。
他の警備員に聞くと、連絡先を教えてくれた。
(恋愛感情うんぬんで聞いたと思ってたようだが)
…で、私は連絡しなかった。
何故か?
教えてくれるつもりだったら、手紙にしてでも
言付けてくれただろう。
それに、未来を知ることが怖くなってきていたのだ。
連絡先の電話番号と彼の名を記したメモを
制服の胸のポケットにしまい込んだ。
まるでお守りのように。
そうだなぁ、もしも彼に会えたら
もう未来を聞くつもりは無い。
ただ、あの時伝えてくれず転勤したのは
もしかすると私に告げなければならないことを
躊躇したせいですかと聞いてみたい気もする。
今はもう、お守りのメモはないけれど。
雰囲気が似ていた人を思いだしたので。
…けれど、この話を前に此処で書いたかどうか
覚えていないんですよ。
内容を検索できるようにしておくべきだったな。
たぶん書いていないと思うけど自信ない。
(読んだことがあったら、ごめんなさい)
3年ほど前に勤務していた会社に警備員として
来ていた彼の噂が広まったのは、休憩室。
店内を巡回する役目ではなかったので
顔など知らなかったが、不思議な人だと。
なんでも、その人の未来を見てくれるという。
見てもらった人によると、もちろん対価は必要なく
何もしゃべらなくても、全て知っていたと。
若い彼女たちは、結婚相手や時期について
たわいなく聞いていたらしいが
その頃、元夫の仕事などで悩んでいた私は
紹介してもらおうと心に決めた。
彼の出勤日と私の調整がなかなかつかず
休み時間に会ったのは、2週間後ぐらいだったか。
顔も知らないので、同僚に連れていってもらった。
現れたのは、ごく普通の恰好をした若い男性。
ただ、目が違っていた。
(この時点まで、実はまだ半信半疑であった)
人を騙してやろうとか、後ろめたいことがあるとか
そんな顔ではないことはすぐにわかった。
この人は今まで、悪とか邪とかの心を
持った事がないかもしれないと思わせる目。
いや、あんな目は見たことがない。
真っ直ぐな目。
きっと誰でもその目の前では丸裸になる。
「○○さんですか?
どんなことを見て欲しいのですか?」
「家族の未来がどうなっているかを。
特に夫のことを」
「わかりました、明日結果はお渡ししますから」
同僚は、家庭のことについて何も知らない。
その時点でDVの被害者であることなど
私も自覚していない。
待ち合わせもしていなかったが
次の日、会った場所に行くと彼は帰宅していた。
そして2日後、突然の転勤。
他の警備員に聞くと、連絡先を教えてくれた。
(恋愛感情うんぬんで聞いたと思ってたようだが)
…で、私は連絡しなかった。
何故か?
教えてくれるつもりだったら、手紙にしてでも
言付けてくれただろう。
それに、未来を知ることが怖くなってきていたのだ。
連絡先の電話番号と彼の名を記したメモを
制服の胸のポケットにしまい込んだ。
まるでお守りのように。
そうだなぁ、もしも彼に会えたら
もう未来を聞くつもりは無い。
ただ、あの時伝えてくれず転勤したのは
もしかすると私に告げなければならないことを
躊躇したせいですかと聞いてみたい気もする。
今はもう、お守りのメモはないけれど。
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