訪問者

そういえば日曜の朝に昔の知人が尋ねてきたんだった。

娘が応対に出て（私は爆睡中）

聞き慣れぬ名前にとまどっていた。



彼女は学生時代の知人で同じ美術部に所属していた。

娘が生まれたばかりのころ、ある日出合って

悩みを話したのをきっかけに彼女に頼ってしまい

あの宗教に誘われたのだ。



世間話をしに来たのではあるまいに

なかなか本題に入らない彼女につきあうのは嫌になり

足が痛いのでと嘘をついて切り上げた。

（本当は起きたばかりで行きたかったのさ、トイレに）

去りぎわに「私、また頑張るから！」と

笑顔で去っていった。



離婚した直後、娘を連れて同窓会で話したのだが

全く覚えていないようだ。

つまり、その当時は私のことなど関心がなかったわけ。

「頑張る」って、彼女たちの言う「折伏」なんだろう。

本当に悪いが、折伏されていた頃より

今の方が何倍も自由で幸せなんですが。



折伏や新聞の点数稼ぎにいい材料が手に入ったてなつもりで「頑張る」なら、断固断る。

まっぴらごめんだ。

そして、昔とは違って

自分の頭で考えて自分で行動するのが当たり前だって

気がついたんだよ。

友人の顔をしてやってきたって

縁を切るのは厭わない。

金だらい

友人のサイトで紹介されていた民族雑貨の店に

入り浸るようになって数ヶ月。

ネットでも雑貨や服を買い、かなり増えてきました。



素材はアジア産の布がほとんどで

漂白剤に弱い物が多い。

つまり染色剤が堅牢でないのだな。

くしゃくしゃしてたり、ちょっとざらざらした感触が今の好みに合ってる。

洗濯ぐらいなんだ。



いざ漂白剤無しのごくふつ〜うの洗剤を探すと無い。

つまりは昔のやり方に戻ればいいわけで

「洗濯石けん」に落ち着きました。

一枚一枚手洗いするように、と指示があります。

金だらいに木の洗濯板を探してみますかね。



金だらいといえば、九州の街で

庭に干していた金だらいがむかし盗まれました。

泥棒は金色に輝くそれを高級品とでも思ったのでしょう。



それは幼い私たち姉弟の布おむつを洗っていた

たらいでした。

知らない泥棒さんが開けてどんな顔をしたかと

しばらくその話で持ちきりだったそうで。

戦後１０年程たった頃のことです。

ほろ酔いで

昨日買ってきたご豆腐と、牛すじの茹でもの

三つ葉とキュウリのグリーンサラダ（切っただけともいう）

それにいつもの生揚げを

これも買ってきた地ビールのつまみにした。

ほろ酔い気分になる程度。



明日から、勤務先ではもう一人の新入社員が出勤する。

初めての事務正社員。しかも男性。

さて、嵐が来るかどうか。

Ｋさんの攻撃をうまくかわして

いい方向に持っていってくれるといいんだけどね。

彼女に取り込まれるかもと、ちょいと不安。



旅行土産を鞄に用意しながら考えていると

酔いも醒めてきた。

Ｓさんも迷っていたけれど辞めるつもりになったらしいし

嵐でなくとも風は吹くな。

家が一番？

旅行に出かけるのは

自分の家が一番いいと言うことを認識するためなのか。

「ああ〜、やっぱり家が一番！」

お土産やらで重くなったバッグをどさりと置き

椅子に深々と腰掛ける。

「何はともあれ、お茶でも飲みますか」



楽しみにしていた日帰り旅行だったが

うーん、今ひとつ。

期待しすぎたんだろうな。

ツアー旅行は始めてだったし。

料理も、スパも「こんなものか」の感想。

時間を切られるのがかなり窮屈で

土産物屋（多分提携先の）では時間を取るのに

観光名所は通り過ぎるだけ。



ただ、バスの先頭の席だったので

見晴らしだけは絶景だった。

曇っていた空もリゾートホテルに着いた頃には快晴となり、露天風呂から見える海も空も青くて美しかった。



そうそう、バスの車中ほとんど寝ていた娘だが

帰りに流していた「釣りバカ日記」を見て一言。

例の「合体」場面で大笑いしながら

「何してるんだろうね、また子供が増えるよ」

おや、いつの間にか正しく理解していたんだね。



いつも時間に追われてゆっくり話を聞くヒマのない娘と

たくさんしゃべったのは成果か。

それだけでも行って良かったかもしれない。



今頃になって気がつきましたが

今日でこのブログを始めてちょうど一年です。

一年前のタイトルは「本日は鰹のたたき」でしたねぇ。

３２１のタイトルを書きました。

まだまだ続けます。

お付き合いいただけたら嬉しいです。

もちろん、誰も見てらっしゃらなくても続けますが。

日帰り旅行

いよいよ明日は弁当屋の抽選で当たった

日帰り温泉バスツアー！

弁当一ヶ月分無料とかの方が実際には助かるけど

滅多に出かけられないところに行けるのもいいもんだ。



友人達に聞くと、スパとバイキング料理の場所は

結構有名なホテルらしい。

旅行会社にタオル類はご用意下さいと言われ

バスタオルもいるよねぇ、と大荷物。

旅慣れしてる人は小荷物になると聞いたことがある。

持って行かなくても旅先でどうにでもなると思う人は

その分、お金を使う覚悟なのか。

無くても我慢できるのか。



何かあったら「これ持ってきてるから使って」と

大きな鞄の中から取り出す様が目に浮かぶ。

つまり、お金をケチっているのではない。

心配性でもない。

バスタオルなんて、タオルでいくらでも応用が利く。

あー、やめたやめた。

それでなくてもお土産入れたら

大きな鞄が満杯じゃないか。



明日は朝６時半にタクシー呼んでるから

早く寝なくちゃ。

これから寝て間に合うかな？