目

昨日は勤務先の慰安旅行でお休み。

ほぼ強制的に社員は出席だが、パートは休む。

「なんで女性陣は出ないんだ？」と

次長が言ったそうだが、一万円以上も手出しして

出席する人はいない。



というわけで都合良く病院に行けた。

ちょっと調子が悪いと２週間おきになるんで

調整に四苦八苦する。



４年ほど前、左膝と両足全指の手術のため

しばらく入院していた事がある。

病室で牢名主といわれるほど長くいたのだが

（整形外科は総じて入院期間が短い）

そこで知り合っていたご婦人に

久し振りにお会いできた。



開口一番「免許取れた？」だ。

よく覚えてらっしゃるなぁ。

「取れたんですけど、運転してないんですよ」

「元気になったわね、目も良くなったみたいだし」

え？

聞き違いかと思った。

幼い頃から視力1.5を誇っていたのだ。

目は悪くなかったけど。



「あっちこっち、視線が定まらなかったもの。

今は治ってるわよ。」

「離婚したのが良かったのかも」

「そうねえ、私は相変わらずストレスで

今度は両膝に人工関節よ」



他に話もしたが、言葉が頭の中に響いたまま。

全く自覚していなかった。

夫に大事にされ、よく見舞いに来てもらい

痛みに耐えて、頑張ってリハビリをし…。

彼女だけが気がついたのではあるまい。

装っていたことは「バレバレ」だったわけだ。



恥ずかしいというより

自覚していなかったことがショックだった。

小さな恋のメロディ

ケーブルテレビで懐かしい邦題を見つけた。



これを見たのは確か名画座だったので

中学最後の年ぐらいか。

トロッコに乗っていく先の事など考えもせぬ

幼かった私は「すかっとした」と思ったものだ。



かなり細部まで覚えていた事に驚いた。

音楽の試験や墓場での女の子たちやら。

おひげの校長、保釈されたおとうちゃんも

懐かしいなあ。



テレビでよく見ていたアメリカの広い家とは

違って、とても親しみやすかったイギリス。

そう、あのくらいの狭さだった。

食事をするのにも隣と腕が触れるくらい。

テレビも「目が悪くなるから離れなさい」と

言えなかった、狭いから。



マーク・レスターは大人気。

「やきもち焼き」ジャック・ワイルドの方が

好みだったが。

（今年３月１日に病没と知った。

享年５３才。

癌によって声帯を摘出した後もパントマイムで

舞台に出ていたそうだ。）



あの頃、ずっと後になって

親の立場から見るようになるなんて

考えもしなかったなぁ。

「幸せになりたいだけなのに

どうして邪魔をするの」

そう言われて泣くメロディの両親や

おばあちゃんがいとしい。

品行方正

勤務先の会社が降って湧いたような仕組みで

いよいよ一兆円企業になるとかで

最近、上からの締め付けがきつい。



現在、社員は社内旅行中なんだが

「羽目を外すなよ」とか

「恥ずかしい真似はするなよ」とか。

おじさま達が集まって

遊園地と鄙びた温泉に行くだけなのになあ。



会社帰りに飲み会に行く事も禁止。

飲みに行って人の悪口を言うな。

陰で言うくらいなら堂々と言え。

（それができる会社か？）



慌てて体裁整えても体質変わってないじゃん。

ただし、現在の親会社から独立する形なんで

こっち独自の色を作って行けたらいいのかも。

「創生期」なのか。

それにしては、感じるのがエネルギーでなく

混迷、焦り、なのはどうしたわけだ。

イタチに失礼

しょうもない英文の書き込みが

後を絶たない掲示板。

来てくださる方には申し訳ないが

今週末に閉めてしまうつもり。

夜中しか見に行けないので、削除までの間

あれがずっとあると思うと嫌だ。



で「イタチごっこになってしまっているので」

と書こうとして表題のような事を思った次第。



掲示板よりはメールフォームなどの方が

いいのかな。

いや、むしろ要らないか。

伝えたい事がある人はメールをくれるし。

更新も頻繁でないから、投票は気が引けるし。

しばらくは静かな庭になりそう。

左手

久しぶりに本家の絵を更新。

妖怪「油どろぼう」のつもりで

下絵を描いていたが、途中から変わった。



いびつな左手は親指以外が全て脱臼している。

形だけ見れば、なんの仕事も出来ないようだが

いやいやなかなかの力持ちだ。

包丁を使うときの「猫の手」は難しいが

それなりに押さえは効く。

受話器だって素早く取れる。



形ではない。

私はこの手が好きだ。