宝くじ

毎年、売り場に延々と並ぶ人々を横目で見ながら

通り過ぎてきた。

過去に一度、２００円の当選金

（家族が買った分を換金しに行った）で一枚買っただけ。

あ、もちろんハズレ。



今年も買うつもりはさらさら無かったのに

実家の母が買ってきてくれたらしい。

ある日帰宅すると、ご丁寧に当選お守りまでつけて

飾ってあった。



もともとギャンブルが嫌いなせいもある。

１０枚も買うお金があるなら

代わりに肉や卵やお米を買った方がなんぼかマシと

思ってしまう。



「買ってから当選するまで夢が見られるじゃない」とか

「買わなきゃ当たらない」とか言われるが

「宝くじに当って億万長者になる確率より

買った帰りに交通事故に遭う確率の方が高い」

と言われると、思わず「我が意を得たり」と頷く。



大金が当たると、何かいいことありますか。

借金返済とか、入院費とかの切実な願いは別として

私にとっては、お金が入ることと幸せはイコールではない。

もらえる物なら、ありがたくいただくけど

身銭を切ってまで欲しくないな。

（やっぱり、単なるケチかしら）



勤務先で、先週はコロッケ１０個、今日はキャベツを２玉。

お客さんからの分をお裾分けされた。

ありがたくもらったけど、多すぎまっせ。