花どんたく

福岡市では、現在「アイランド花どんたく」なる物が

開催中。

「全国都市緑化フェア」だって触れ込みで。

市内の小学生には、一人一枚無料で配られ

入場者増を狙ってるのが見え見え。



でも、タダ券が好きな私も、今回は行ってみる気がない。

会場のせいだ。

博多湾の人工島は貴重な和白干潟を海からふさぐ形で

建設された。

ここを根城に巨額の賄賂が動き、利権が動き

出来上がったのは薄ら寒い、だだっ広い土地だ。

埋め立てられた土地の表面に

嘘をうすーく引き延ばして塗ったような緑がぽつぽつ。



人工島、言葉だけでも嫌な響きだ。

金のある人間目当てに街を作るらしいが

海風強く、土地は栄養を持たず、洗濯物は砂にまみれて

まともに住める場所では無かろうに。

それとも、人工島には例のケヤキじゃなくて

人工の緑を植えるか。



きっと、「花どんたく」は赤字で終わる。

そのツケも人工島建設の支払いも赤字財政になった

福岡市へ回ってくるんだ。

何か作ればいいっていう、頭の悪い（もしくは欲の深い）

政策は終わりだって。土木の神話は終わってるって。

県知事、市長は替わればすむけどさ、ツケ払っていくの

こっちなんだからな。