どんなに小さな砂つぶにさえ

とうとう、昨日はアップが出来なかった。

１０時前からずっとアクセス集中のためトップページに入れなかったのだ。

毎日更新と言う約束がこんな事で崩れるなんて。

ブログの致命的欠陥だなぁ、これ。

きっと、学校の卒業式があったことやら、ホワイト・デーだったこととか、そういう理由だろう。



さて、気を取り直して。

昨日、アップする予定だったものを。


二人きりの家族となってから、ほぼ半年がたった。

自分のことは何とでも仕切り直しができるが

子供にとっては、不本意なことも多かったようだ。

私を気遣ってくれてもいたのだろう。

だが、やっと最近不平不満を言ってくれるようになった。

とても嬉しい。



怒鳴られ続けて、泣くことさえ禁じられていたあなたを

私は救えなかった。卑怯者だった。

抗議すると、どうなるかわかっていたからだ。

もう、頭の中にはおびえている自分しかいなかった。

「しつけ」られていたのは、私だ。

彼だけが悪いのではない。

罪人を決めてしまえば楽だろうが

何が原因かちゃんと考えなければ

またいつか同じ事を招くのだ。



生きていく力って、どうやって手に入れるのだろう。



小学生の私は泣きながら下校している。

夕方、太陽は長い影を作る。

うつむいていた私は、石ころの影を見ている。

そして気づく。

どんなに小さな石ころや砂つぶにさえ

太陽は影を作ってくれていることを。

この世に忘れられたものなどないことを。