雑草

転校して初めての、子供会行事に参加してきました。

まず廃品回収が９時からで

９時４５分から、近くの病院で花壇の植え替えです。



いつもは家の中に閉じこもっている我が子も

張り切って新聞紙やアルミ缶を運んでくれました。

まだ同じ団地の子に慣れてないので

私の傍から離れようとしませんが

自分の子供の頃を思うと、似たようなものでした。

時間がかかるのです。



近くにある国立病院まで歩いていくと

同じ小学校区の子供会が全部集まっていました。

花壇に去年秋植えられた花を抜いてから耕し

施肥して、新しい夏の花を植えます。

抜いた花は自由に持っていっていいので

私も「ホタルブクロ」と「マーガレット」をもらいました。

周りの草むしりも手伝うと、隠れていたダンゴムシや

テントウムシが一斉に出てきました。



「ホタルブクロって、中にホタルを入れるの？」

「うん。確か宮沢賢治の書いた話にあったと思うけど」

そんな話をしながら、伸びたヨモギやカラスのエンドウ

セイタカアワダチソウを引き抜きます。

雑草は、人間から勝手に分類された植物群ですが

実際とても美しいものが多いです。

セイタカアワダチソウも、蜜源植物（蜂蜜の元になる）

ですし。

まだ、花粉症の元なんて思っている人いますか？

この花は風媒花ではありませんから

花粉を飛ばさないのです。



今日は、ニワセキショウを見つけました。

昔から大好きだった小さなアヤメ科の花。

白花、ピンク、紫と様々な色があります。

背丈が低いし、直径１．５センチほどの花ですから

下を向いていないと見つけられません。

何とか我が家のベランダでも咲いて欲しいのですが

しっかりと根を張る多年草ですから、ちっとやそっとでは

抜けませんでした。



ゲンノショウコの赤花や、キツネノボタン、フキ、ドクダミ

ハハコグサ、ハコベ、ホトケノザ…。

この春、プランターにお目見えした植物たちです。

実家からもらった水仙の株に紛れ込んでいたのです。

いつの間に！

場所を得て、彼らは思いっきり伸び始めています。

たとえ雨がしばらく降らなくて枯れかけても

根っこではじっとあきらめずに待っているんだなぁ。



頑張ってるんだなぁ。