太宰府

太宰府に（まあ、有名だろうから説明なしで）

九州国立博物館というのが出来て久しい。

伊藤若仲などのプライス・コレクションの

展覧会があるというので娘を連れて行ってきた。



ちょうどセンター入試の日でもあり、参道は大混雑。

飛び梅を見たいと言うので「咲いてるかな」と

寄ってみたら、なんと開花日。

たった一つだけ白い花が咲いてた。

ついでに（ついでが多い）おみくじを引く。

ここのは桃色のみくじ。

やっぱり梅の色にちなんで？



目当ての展覧会は、人波に押されてゆっくり見ることは

かなわぬほど。

娘は人混みが嫌いで、さっさと見終わっているから

こちらも、目当ての物だけじっくり見て

あとはほとんど素通り状態。

図録を買ったからいいか、と思っていたけど

写真と実物は違いすぎた。



目の前で雄鳥の羽根がどれだけ細かい筆致かを

見ると、図録で拡大してあっても迫力が違う。

もっと顕著なのは、銀や金の屏風絵。

特に銀と墨色だけで描かれた鷺の絵は

はっきりと冬の雪景色を実感できたのに

写真では照り返し（とは言わないか）を防ぐため

銀は白にしか見えず、がっかり。



館内にはガムラン楽器や影絵ワヤン・クリッの人形もある。

人形は本物で、水牛の皮が精巧に切り込まれているかを

確認して目が回りそうになった。

もちろん、支柱は水牛の角。

一枚の大きな扇のように作られた生命の樹を

時間も忘れて見つめた。



帰りには、もちろん梅ヶ枝もちを買い

（偶然閉める間際の店に駆け込んだため

できたてを頬張った。あっついけど、おいしい！）

椎の実売りも出ていたので、２合炒ってもらった。

こっちも、あっつい。

おみくじもひいたし、猿回しも見たし。



…さて、今日はなんで太宰府にまで来たんだっけ？

跳び箱の向こうがわ

ちょっと思い立ってブログの中の「生い立ち」を

書いてみた。

今のところ、小学校までなんだが

その数年間で色濃く影を落とすのは「運動音痴」。

（ことばの成り立ちが可笑しいというのは置いといて）



体格だけは健康優良児なので

中学、高校と進学するたびに

実情を知らない運動部の上級生から勧誘の嵐。



ドッジボールで逃げ回るのだけ上手という情けなさ。

鉄棒の逆上がりは、確か一度も自力で出来ず、

プールは夏休みに補習を受け続け、

跳び箱の向こうがわを知らない。



最近、体育の家庭教師が存在するそうな。

いつの時代にも鉄棒や跳び箱の苦手な子はいるが

テレビ番組で見るとうらやましくて仕方ない。

「あれなら私も飛べたかも」と思うのは切ないが

本当にそんな気持ちになってくる。

体重が重いせいではなく力の使いようらしいのだが。

だから、大概誰でもできるようになるみたいだ。



自分の身体の限界点を知りたかったとか

高尚なことではなく

嫌で嫌でたまらなかった体育の時間が

跳び箱の向こうがわに行くことで

空気もおいしくなるような気がした。



努力もせずに恐れていただけの私では

行けなくて当然だったけどね。

食事会

久し振りだった。

勤務先の営業所が九州で３位の成績を取ったので

やっとみんなで大手を振って飲めた。



思えば昨年の花見以降、歓迎会も送別会も

忘年会、新年会さえ開催厳禁だったのだ。

今年の花見はもっともっと豪華な食事会が

できるように頑張ろう！と乾杯。

馬の鼻先にニンジンぶらさげるような…。

まぁ、賞状や給与のアップよりも具体的で

わかりやすいのか。



ゆっくり話す暇もなかった同僚に

定時退社の理由を話した。

思っていたよりも彼女の衝撃は少なく

もっと早めに話せば良かったな、と思った。

考えすぎていたんだな。



でもさ、なんで平日なのよ。

明日は二日酔いの社員続出じゃないの。

酒の匂いが充満しているだろうなぁ。

保険

やってきた保険更新。

１０年間のお勤め果たしました！

って感じで、お役ご免になるといいんだけどさ。

これからの１０年の方がもっとお世話になるかもしれず。

保険のない時期を作るのは怖いなぁ

でも更新によって保険料が上がっちゃうのは困るしなぁ。

と踏ん切りがつかないまま、更新２ヶ月前になった。



保険会社を変えるつもりで、ちょうど営業にやってきていた

○○生命に相談してみた。

早速、次の日に会社の前のファミレスで会うことになった。

○○生命のあくどい話とか、たっぷり聞いていたから

「取り敢えず聞くだけ」のつもりでいたんだけど…



「結論から言って

この保険の内容はこの金額ではとても安いです。

これを解約して、当社の保険でやるとしたら

１万５千円はかかります。

いい保険ですから、続けられた方がいい。

この金額では払えないとおっしゃるなら

死亡保険金を削られてはどうですか。」



えっ？

是が非でもうちにって言われると思ってた。

そんなに良心的だったの。

もちろん、置き換えられるような保険を持ってない

せいもあるだろうけど。

（同じような保険はあるけど、あと半年たたんと入れない）



掛け捨ての保険でも無理して入ってるのは

前の手術時にとても助かったから。

５０万近く払ってもらった。

余裕がある人はいいんだ。

なんの保障もないパート労働者だからこそ

無理しても入っていたほうがいい。



いつまで働けるか判らんからなぁ。

そういう話をしていたら、若い同僚たちが

「子供さんがいらっしゃるからいいじゃないですか。

私たちは一生一人で働いていくんですよ」

おいおい、決めつけるなよ。

（ちなみに、子供がいるからってのは

子供のために働く方が幸せって意味らしい）



それに、一生働いていくって幸せなんだけどな。

まーだ、先のことはわからんのよ〜。

あなたの年では、私はまだ結婚さえしてなかったよ。

この先何が用意されてるか判らない舞台を

勝手に憂えてどうする。

ようやく本調子？

９日に書いて以来の更新。

早退してタクシー使って帰宅せねばならぬぐらいに

体調悪かったのに、よく書き込みできたもんだ。



いやほんと、会社の中ではデスクワークが主なので

（仕事しているという緊張もあるだろうが）

たいして具合悪くなかった。

会社近くのバス停まで歩く５分ほどの道程が歩けん。

こんなに弱かったっけ？

貧血なんて珍しくもなくて身体が慣れていたはずなのに。

最近良くなったから鉄剤飲んでなかったせいもあるか。



ホルモン治療で出血の原因は無くなったが

鉄剤を飲んでも早急に改善する物ではなく。

ついでに鉄剤のせいか、食べるたびにお腹を壊す。

お腹はすくし、食べなきゃと思うから悪循環。



ようやく先週末にタクシーを使わなくても帰宅。

土曜日には娘と一緒に買い物まで行ってきた。

階段の上り下りやのべつ幕無いおしゃべりは

きついが、これで月曜からはようやく本調子かな。



そうなると「庭」のトップ絵もそろそろ

正月気分を取り去りたいとこだけど

もーすこし待ってもらおうかな。