のろぺこ

それは旅行の日でした。

駅に向かう途中のバスから
「のろぺこ」というプレートを持った等身大の黒猫を見かけたのが
そもそもの始まり。

そのインパクトに「あれは何だったんだ！？」と
口に出してしまった。
「なになに？」とのってきたので
「いや、実はね…」と伝えると、もうそこからは…。
実は「イカを食べに行こう！」という企画だったのに
旅行はほとんど「のろぺこってなに！？」で埋め尽くされていたのです。

「だいたい『のろぺこ』という名前であったかどうかもアヤシイ。
『のらぺこ』ではないのか、のらねこをあっせんする店だ。」
「ぺこがどうして猫と言える？
ぺこではなく『べこ』であったなら、野良牛をあっせんする店だ！」
「牛は無いでしょ、普通。床が抜けるよ」
「わかった！のろいの商品を扱っているんだ、だから４階にあるんだよ。きっとわら人形や五寸釘のセットが…」
「で、のろはそれでいいとして、ぺこはどうなるの？」
「う～ん…」
「今度こそ、わかった！」
「なに？」
「のろはのろのろで、ぺこはぺこぺこ。
つまり、日頃忙しいお父さんたちに代わって、若いお兄さんたちが小さな子供を背負って『お馬さん遊び』をしてくれるんだ。
お母さんたちは目の保養にもなるし、子供たちも大満足、家庭円満、店も大繁盛とくらあ。」
「…」（娘のあきれ顔）

こうして旅行中の話題をさらった「のろぺこ」ですが
娘が店の前を通って、一気に問題解決。
せっかくなので、リンク貼っておきます。
「ギャラリーのろぺこ」へ

お腹いっぱい

昨日帰ってきました。
台風を心配していたのですが、ほとんど雨の影響はありませんでした。

15日。
道中の景色も列車の中も楽しみで起きていたのですが、娘はぐっすり。
列車だろうがバスだろうが、乗ると睡眠を誘発するのに
私も張り切っていたんですなぁ。
途中まで地下鉄で、あとはJRに切り替わります。
そこから１時間はトンネルと海岸線の連続。
短すぎるので車内販売もなく。
駅弁も楽しみでしたが、飲み物でがまん。

ホテルでの夕食は和風のコース料理。
ぐーぐー言ってますよ、虫が。
体勢は万全です。

一番の楽しみだったイカの活造り！
人間っちゃ残酷、必死に動かす足を見ながら食べます。
イカの刺身と言えば「イカそうめん」だけど
これは細くないので、かなり歯ごたえもあります。
佐賀牛の鉄板焼き、サザエの造り、イカの塩焼き
豆腐の盛り合わせ、寄せ鍋、鯛の煮物、茶碗蒸し、イカ丼
赤だし、果物盛り合わせ。
そんなに！
（全ての料理食べました…）

もう、お腹いっぱいで頭もいっぱい。
風呂なんて入れる状態ではなく
すぐに就寝。

16日。
５時前には目が覚めました。
年取ったせいか。（昨晩、22時に寝たせいです。）

夜明け前の海が見えます。
次第に海から陸に向かって霧が発生し
夜明け頃には辺り一面見えなくなりました。
オレンジ色のおぼろな太陽。
写真にしても霧の美しさはわからないですね。
ものがぼやけてるだけですから。

朝食は海を見ながら。
パラモーターやってる人たちを見かけた。
気持ちよさそうだなぁ。

チェックアウトのあと、土産を買いに。
母には、もう普通の食事を取れるらしいので大好きな松露饅頭。
弟と勤務先のみんなへの土産も。

バスで移動して、ジーラに。
船底に観察用窓のある遊覧船で
出発前から船底に集まるカワハギなど見つけて大騒ぎ。
でも実際に大量の魚を見ると、そんなもんじゃ済まなかった。
船の両側で餌をばらまかれると、黒鯛やら石鯛の子やら
えーっと名前のわからないのもたくさん、そうそうクラゲも。
水族館で見るのと違わないではないかと最初のうちは思っていても
船が動いたり、海底が見えると
自分が実際に潜って見ている感じになれる。
餌を求めて群がる魚を見ているのは楽しい。

旅行先から自分の町に戻った途端、土砂降り。
３５℃の気温で汗だくだった後に雨でも濡れて
帰宅後のシャワーが気持ちよかったこと！

翌日にはテレビで果物狩りの特集を見て
「それもいいなぁ」なんて思ったぐらいで。
また秋空に誘われております。

ホテルの窓から

たどり着いたホテルから、嵐の海を見ています。このぶんだと明日の遊覧船は無理かなあ。今週始めに母の急な入院、手術があって断念しかけた旅行でしたが、思ったより予後もよかった為断行しました。観光より食事優先、雨が降ってもOK。何より久しぶりのホテル！舞い上がってるのは私かも。お土産買うのも楽しみだなあ。では夕食行ってきます。

９月は

しばらくぶりです。

毎日汗だくで過ごしていた８月もやっと終わり。
風が爽やかに吹き、積乱雲が姿を消し
とうとう９月がやってきました！

１年で一番好きな季節の幕開け。
そして一つ年を取る日がやってきました。
今年は特に思い入れ深いです。
生まれて半世紀を迎えます。

相変わらずの毎日を送っているのですが
少しだけ変わったことを。
娘と二人で一泊旅行に行ってきます。
臨時収入でパソコン等買った残りが少しあったし
会社から一人6,000円の補助が出るのを利用します。

遊覧船に乗ったり、ゆったりと海を眺めたり。
もちろん、豪華な海の幸をバクバクと。
パック旅行は時間に追われるので
宿泊だけ頼んで、あとはゆっくり移動します。
車を持っていれば楽と思うでしょうが
JRや地下鉄の割引があるので私たちは安上がり。
だれかが運転で疲れ切ることもありません。
お土産を持つのが大変ってくらいですか。

新しい事務所に移転して、月曜日が初めての出社。
S事務社員もやっと退院してきました。
さて、明日からまた忙しい日々です。

新事務所

決まりかけたり、おシャカになったりと
気を揉んだ「新事務所」も、やっと契約が無事終了し
来月１０日には移転の運びとなった。

今日は、S事務社員が女性陣を連れて下見に行っていた。
（全員行くと電話番がいないので私は留守番）
一人でてんてこ舞いしているところへKさんからの電話。
「所長いらっしゃいますか」
事務所の不具合でも見つけたのかな、でもなんで彼女からなんだろう。

受けた所長の顔色が変わった。
「えっ、救急車呼ばなくていいの！？」
Sさんが突然の下血。
ズボンを持ってきてくれという内容で、バタバタと数人が出ていった。
病院に連れて行った課長の話によると
どうやら３年ほど前にも倒れたことがあるらしい。
２度目だったので、救急車呼ばなくていいと言ったわけだ。
腸に傷が出来て出血したらしい。

明日の出社は無理だろうし、もしかすると入院か。
私が退社する時間では連絡がなかったので、不明だが。
「不吉だ、移転した途端に怪我人続出したりして」
不吉だと言い続けることの方がそういうのを呼ぶ気がするので
言葉にするのは好きじゃないが
ちょっと先行き不安になってきたなぁ。
大丈夫かな、移転やら新入社員の教育やら
事務方の仕事は山積みだけど。